賞与の時期ですが

12月に入り、今年もいよいよ残り1か月、中小企業のオーナーの方は賞与の査定に頭を悩ませている時期かもしれません。原資をいくらにするのか、どう配分すべきなのか悩みは尽きません。貢献してくれた社員に報いたいという気持ちと資金繰り対する不安との間で気持ちが揺れているかもしれません。私も仕事柄相談を受けることが多いのですが、様々な会社の事例や何より自分の事務所の賞与で悩んだ経験から賞与の適正なフレームワークについて次のように考えています。

原資の決定については、どうしても保守的に振れる傾向があり、また、賞与を固定給化させないためにも、業績を反映した一定の算定式を持つべきだと思います。この際大切なことは、算定式が社内でよく共有化された透明性の高いものであり、その進捗を社員が把握できる仕組みをもつことだと思います。

また、分配の決定については、数字に基づく定量的な評価だけでは解決できず、会社の理念に繋がる定性的な評価がより重要になると思っています。評価はどこまで行っても完璧な正解がなく、定性的な評価には様々な手法がありますが、組織として社員一人一人の自己評価が最も公平な評価に繋がる仕組みづくりをすべきだと思います。そのためには、相互に信頼し合える組織であること、そして、目指している方向や大切していることが十分に共有化された組織であることが必要です。

勝手なことを書いてしまいましたが、賞与の支給は単に金額だけでなく、評価によって社員一人一人に大切なメッセージを渡す機会でもあります。悩んだ分だけ社員にそのメッセージが伝わるのではないでしょうか。

 

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